プラごみ対処 国連に部会 -日本提案-

平成31年3月3日山陽新聞記事

深刻化する海のプラスチック汚染に対処するため、今後の国際的な取組や各国間の協力強化などを議論する作業部会を国連の下に創設するとの決議案を、日本政府が3月の第4回国連環境総会に向けて提出したことがわかりました。採択されれば、国際協力でプラスチックごみ汚染の実態解明や削減対策を進める新たな仕組みが生まれることになります。

ノルウェーがより具体的な内容を含む決議案をまとめ、両国を中心に一本化に向けた協議を進めていることも判明し、関係者によると、文案の修正を経た上で、採択される可能性は高いといわれています。総会は、各国の環境相らが参加して、3月11日~15日にナイロビで開かれます。

日本の決議案は、将来は「プラスチックごみとマイクロプラスチックの海への流出をなくすこと」を目指すとしています。日本政府は、総会での決議を基に、6月に大阪市で開く20か国・地域(G20)首脳会合や、長野県での地球環境に関するG20閣僚会合で議論を進めたい考えです。