マイクロプラスチック浮遊量 2060年に4倍に

平成31年1月30日環境新聞記事

日本近海の海を漂う5mm以下のプラスチック粒子が、2060年までに現在の約4倍に増え、生物影響が懸念される水準に達することを、九州大学の磯部教授らの研究グループが解明しました。

観測データ(東京海洋大学練習船「海鷹丸」の2016年航海)に基づくコンピュータシミュレーションで太平洋全域の浮遊量を予測した結果、日本周辺や太平洋中央部で際立って多く、海面近くの重量濃度は、日本周辺の北西と中央の海域の一部で、2060年代の夏(夏は海が穏やかなために表層に粒子がとどまりやすい。)に1立方メートル当たり1グラムを超えると予測されました。