海洋プラスチック 日本提案の決議が採択

平成31年3月20日環境新聞記事

国連環境計画(UNEP)が主催する「第4回国連環境総会(UNEA4)」が3月11~15日、ケニアで開催されました。今回の会議では、海洋プラスチック対策に関する議論が焦点となりました。15日に採択された閣僚宣言には、2030年までに使い捨てプラスチック製品を大幅に削減する方針を盛り込んでおり、日本、ノルウェー、スリランカの共同提案による「プラスチックごみ及びマイクロプラスチックに関する決議」を含め、海洋プラスチック対策に関する3本の決議が採択されています。中でも、使い捨てプラスチックの削減目標と、条約化の検討に関する決議が注目されており、大筋で原案の意向を反映し、合意に至りました。

環境省は、すべての国から国際的な対策への合意を得た今回の決議を評価し、日本が議長国となる6月のG20(主要20か国・地域)首脳会議で、さらに実効性のある枠組みを検討したいとしています。