EUで新法 2021年に使い捨てプラ禁止

平成31年4月10日環境新聞記事

欧州連合(EU)の欧州議会は、3月27日、使い捨てプラスチック製品を2021年までに禁止する新法を承認しました。この新法は、EU市場の使い捨てプラスチック製品を2021年から禁止するもので、海や海岸への蓄積を遅らせる狙いから、昨年10月に議会が法案を可決し、先月27日にEU大臣と560人の議員の賛成票(反対35票、棄権28票)を得て承認されました。

規制対象となるのは、皿、フォーク、ナイフ、スプーン、箸、ストロー、綿棒、風船用スティックなどの使い捨てプラスチック製品と、酸化型分解性プラスチックの食品容器やカップなどです。また、拡大生産者責任原則の適用を強化し、タバコ(フィルターはプラスチック製品)や漁具の製造業者が、海に残されたネットなどを回収する費用を負担するとしています。

こうした世界的な規制化の動きを受けて、原田環境大臣は、6月のG20(主要20か国・地域)首脳会議までに、具体的なプラスチック資源循環戦略を策定するとしています。